ゆるやか

ウッちゃんがキャロル時代使用のストラトは三越で購入したそうだ。
なにかの本で読んだことがある。

札幌の三越でも昔、エレキギターを販売していた。
ギターを弾いたこともなかった小学生のころ、デザイン的にカッコいいな!と思ったのはシャープ5モデルとSGコピーモデル。
もちろん当時はモデル名など知るよしもなく、ギターを弾くようになって少ししてから「ああ、あの時のギターだ!」とカタログを見て知った次第だ。

三越には楽器のほかにレコードも販売していた。
地方の修学旅行生がレコード売場でレコードジャケットを見てキャーキャー騒いでいたのを偶然見かけたことがある。
レコードジャケットなのに、なにが嬉しいのだ・・。
おれは冷ややかな子供だった。

丸井でもレコードを販売していた。
浅田美代子のレコードジャケットが見たかったのだが、恥ずかしくて見れなかった記憶がある。
修学旅行生の事は言えないな・・。

誰も覚えていないようだが、丸井の地下通路には細長いショウウィンドウがあり、その中をベルトコンベアに固定された人形が永遠に往復していた。
ぜひ復活して欲しい。

パルコには山野楽器があり、ウィンドウにスターキャスターが飾られていた。
なぜスターキャスターだったのだろう・・。

長崎屋(今のジュンク堂)の地下には、やきそば屋、ピヴォ(昔のダイエー)にはオーディオ専門売場があった。

丸井近く不二家のウィンドウではいつもチキンが回っており、いつもいい匂いが漂っていた。

現在よりは確実に不便な時代だったと思うけれど、時間の流れがゆるやかで、おれにはちょうど良かったのでは・・。

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