人形とロボット

おれはゲームをしない。
いわゆる現代のゲームに近いゲームでは、ムスメが小学生のころ付き合いでファミリーコンピュータという機種で少し遊んだくらいだ。

ゲームセンターにもほとんど行かなかった。
そういえば昔、テレビ搭の上にゲームコーナーがあった。
覚えているのはゲームではなく、おみくじだ。
お金を入れると神社のやぐらのようなところまで人形(これがボロボロの人形で不気味だった。)が歩いて行き、開いたやぐらからおみくじを両手に乗せて持ってくるのだ。

家の近くでは、まるやま市場の2階にゲームコーナーがあった。
そこでは車のプラモみたいのがベルトコンベアに描かれた道路を走る。
バンドル(本物のバンドルだったと思う。)を操作して道路上の出っ張りをうまく通過するよう走らせるのだった。
出っ張り(接点)をうまく通過すると「チーン!チーン!」と鐘が鳴り点数が加算される。
シンプル過ぎるゲームだった。

パチンコもほとんどやらなかったよ。
「若いころ遊んでおかないと年取ってから狂うぞ!」って言われたけど、そちらの方面は今現在大丈夫なようだ。

ゲームにつぎ込むお金。
今でももったいないと思う。
おれは単にケチなだけだ。とも思う。

野球人形の飛雄馬や野球ロボットのオズマ。
彼らもゲームに興じる事は決してなかったであろうと思う。

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